2. 基本的なつかいかた¶
2.1. 基本的なつかいかた¶
2.1.1. 操作方法¶
FUGOを起動した状態で、特許明細書のテキストをクリップボードにコピーしてください。
以上の操作で、自動的にFUGOに明細書のデータが入力され、 各種チェックが自動実行されます。
チェック結果は、FUGOの画面右側に一覧表示されます。
なお、FUGOに入力されている明細書のデータより 新しい明細書のデータをクリップボードにコピーすると、 自動的に各種チェックが再実行されます。
ちなみに
Wordファイルなどの明細書データファイルを開いた状態で、キーボードで、[Ctrl]+ [A] キーに続いて、 [Ctrl] + [C]キー を入力すると比較的、素早くコピーができます。(すなわち、素早くFUGOでチェックできます)
ちなみに
FUGOは、クリップボード内のテキストが「明細書っぽい」と判定したときに自動的に符号のチェックなどを行います。 うまく判定できずチェックが実行されなかった場合には、画面左上の 「強制的にチェック」 ボタンをクリックして下さい。明細書と判定できるか否かに関わらずクリップボード内のテキストに対して各種チェックを強制的に実行できます。
ちなみに
FUGOは、英語明細書もチェック可能です。
ちなみに
草稿段階のクレームのみチェックすることもできます。
2.1.2. 入力データに関して¶
クリップボードを介してFUGOに入力されたデータについては FUGO内部で処理を行うにあたり、ある程度の加工を行っております。 このため、FUGO上に表示される明細書データの表示は、 実際にクリップボードにコピーされた元データとは若干異なっています。
以下では、FUGO内部で行っているデータの加工について説明します。
段落番号の自動再番(振りなおし)
請求項番号の自動再番(振りなおし)
また、以下に例示する書式情報は全て無視されます。
上付き文字、下付き文字文字
文章中の画像
ちなみに
段落番号・請求項番号にエラーがある場合、設定でポップアップ表示されます
ちなみに
FUGOに入力されたデータの、元データ(WordやPDFなど)は書き換えません
2.2. 段落番号・請求項番号のチェック¶
FUGOにデータが入力された際、段落番号が正しく連番になっているかをチェックします。
段落番号が正しくない場合には、 「現在の記載 (誤ったままの段落番号の記載)」、「正しい段落番号」、「正しい段落番号に対して、いくつずれているか」を列挙します。
なお、本文が空欄の段落が存在した場合にも、その旨(空の段落が存在していること)を警告します。
注釈
「設定」で、強制的にポップアップ通知させることが可能です。 FUGOの「ツール」→「設定」→「全般」から設定可能です。
Ver.2019.5.21.58以降、段落番号、請求項番号に加えて、【数】【化】【表】の番号のチェックを行えます。
特許明細書中の【数】【化】【表】が先頭から出現順に連番になっているかをチェックできます。
注釈
Ver.2019.5.21.58以降、日本語の段落番号チェックにおいて、3~6桁の記載に対応しています。 段落番号が先頭から順に連番になっているかチェックする際に、從來は、4桁の表記のみをチェック対象としていましたが、イレギュラーな段落番号の記載に対応しました。
2.3. 画面右パネル¶
2.3.1. 概要¶
チェック結果の一覧を表示します。
記載ミスの可能性がある箇所をリスト表示されます。 記載ミスの可能性がある箇所は、赤色 または 青色 で表示されます。 ユーザーは赤色 または 青色 で表示された項目だけ確認すれば、ほとんどの記載ミスを発見することができます。
2.4. 画面左パネル¶
2.4.1. 概要¶
画面左パネル(以下、左パネル)では、FUGOのチェック結果の詳細を確認するために用いられます。
左パネルには、ユーザーが画面右側のリストで各項目を選択した際、記載ミスの可能性がある箇所が、段落単位で抜粋して表示されます。
このとき、ユーザーが該当箇所を素早く見つけられるように、該当箇所を含む段落だけを抜き出し、該当箇所には**ハイライトが付いた状態で表示**されます。
2.4.3. 「検索結果」タブ¶
上・下2つのエリアから構成されます。
いずれも、FUGOの画面右パネルに表示されたチェック結果のうち選択されたチェック項目に関するデータが表示されます。
2.4.3.1. 上のエリア¶
選択されたチェック項目に関する記載箇所を含む、段落が表示されます。段落番号をクリックすると、当該段落を即座に確認できるように、下のエリアは、当該段落がトップにくるよう表示されます(スクロールします)。
2.4.3.2. 下のエリア¶
選択されたチェック項目に関する記載箇所が、段落単位で抜粋され表示されます。
また、チェック項目に関する箇所は、ハイライトされます。
また、下のエリア内におけるハイライト箇所を示すインジケータが、スクロールバー右側のエリアに、黒線で表示されます。黒線位置と並ぶように、スクロールバーを上下に移動させると、ハイライト箇所をピンポイントで確認することができます。
注釈
チェック箇所を素早く見つける方法
段落番号が振られていない明細書のチェックでは、左パネルに全文が表示されるため、チェック箇所を探す手間が生じます。 このような場合でも、スクロールバー横の インジケータ(=)に合わせてスクロールバーを移動させると、ハイライト箇所が画面内に表示されます。