前記のチェック
クレーム中の「前記」「当該」などの記載の整合性をチェックすることができます。
詳しくは「タブ」->「クレーム」タブ->「前記」の記載チェック のページをご参照ください。
一時的に任意の要件をチェック対象から除外する機能
- FUGO Ver.2019.2.14.1以降
クレームにおいて「前記」の記載をチェックするにあたり、チェックの必要のない単語(要件)を一時的にチェック対象外とできるようになりました。
Tip
チェック対象外となる期間は、FUGOを起動している間のみとなります。(FUGOを1度終了すると、再度、全ての単語(要件)がチェックの対象となります。)
使い方
クレームの前記の記載チェック結果を確認する際、チェックする必要のない単語(要件)を右クリックして「xxxを一時チェック除外対象に」を選択してください。
一時的に任意の要件を「前記」のチェック対象から除外した上で、自動的に再チェックを行います。
また、このとき、「クレーム」タブを前面に表示します。( 任意のタブを最前面表示する機能でクレームタブを最前面表示する状態に設定します。)これにより、除外条件を追加後の前記の記載のチェック結果を、即座に確認できます。
注意事項: <チェック精度の実質的向上と、見かけ上の精度低下に関して>
Ver.2019.1.28.0でのアップデートより、クレームにおける前記の記載チェックのアルゴリズムを改善いたしました。
従来は、「前記」が一度も記載されていない要件はチェック対象となりませんでしたが、今回から、クレーム中で「前記」が一度も記載されていない要件(例えば、クレーム中で完全に前記を記載し忘れてしまっているような要件)もチェックできるようになりました。
例えば、以下のような場合
【請求項1】
第1部材と、第2部材と、コントローラと、を備えた装置において、 コントローラは、前記第1部材の動作に基づき第2部材を制御する ことを特徴とする装置。
『第2部材』や『コントローラ』に対して「前置詞抜け?」というエラーが表示されます。
このアップデートにより、
- 従来に比べ、より多くのエラーを検出できるようになった(従来検出できなかった記載ミスを検出できるようになった)一方で、
- 従来はなかった、前記の記載対象外の単語(前記を記載する必要のない単語)が誤ってエラーとして検出される(誤検出される)
ようになっております。
できる限り、誤検出が起きないように改善を続ける予定ですが、完全に誤検出を抑えることは難しいため、誤検出が含まれていた場合は、当該要件(単語)については、上記の『任意の要件を「前記」のチェック対象から除外する』機能を用いて除外頂ますようよろしくお願いいたします。